敷地は神奈川有数の飲み屋街野毛の周辺地域。スケールの小さな個人営業の飲食店が立ち並ぶ。
こうした場所では生活することと働くことの境界が曖昧なのではないかと考え、食を中心とした生活様式の既存住民と職とは関係の薄い周辺に通勤・通学する人とが共同ダイニングキッチンを所有する住宅を考えた。
細い路地裏のような空間で飲食業をリタイアした人が家庭料理を振る舞ったり、奥性のある親密な空間で昨日まで客だった人が料理していたり、川辺の開放的な空間で地域の人と BBQ をしたり、自宅の DK に隣接する共同 DK で働く親の横で子どもがご飯を 食べていたりと、従来の野毛での人間関係とは異なる生活・食のスタイルが次々と生まれるように計画した。
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「食」で繋がる集合住宅
大学設計課題
実施年月:2019年4月〜2019年6月
主要構造:鉄筋コンクリート造、木造の混構造
想定敷地:神奈川県横浜市中区 野毛町周辺